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精密鍛造の夢をカタチにする2人のチーム「先輩×後輩」Discussion

MEMBER PROFILE
  • 池野 誠2012年入社
  • 上辻 翔詩2016年入社

「Nichidai」「Forging/Future」「Dream」。「鍛造の未来を切り開き、夢を実現する」という思いが込められた「NFD-1000」は、ニチダイが精密鍛造化に関する受託開発を行っていく上で、なくてはならない最新鋭の油圧複動プレス機。その動きを極める2人に「ものづくりの醍醐味」を語ってもらおう。

01NFD-1000の業務って?

池野 誠
研究開発専用の最新鋭プレス機「NFD-1000」が導入されたのが2016年。僕は、立ち上げ前の調整段階から携わっていたんだけど、最近では、上辻くんと二人で、受託開発の試作試験をするようになって、成形モーションの検討・調整や金型組立などの段取り、プレス操作、それに成形データのまとめ・分析もしてきたよね。
上辻 翔詩
見習いから始まって、ずっと池野さんに教わりっぱなしです。これだけの設備ですし、立ち上げまでは大変だったんじゃないですか。
池野 誠
不具合や改善点が次から次へと出てきたんだ。金型をセットして実際にモノを打ってみないとわからないことも多いからね。試験して不具合を洗い出し、その原因を調査し、対策案を検討する。再度試験して対策効果を検証する。その繰り返しだったんだ。プレスメーカー様や先輩方の協力もあって、多くの不具合を解消することができたんだ。大変なこともあったけれど、やりがいを感じながら取り組むことができたと思ってる。
上辻 翔詩
何か不具合が起きたら、すぐ池野さんに「助けてください」と連絡して、指導してもらっていますからね。電源を入れて操作したら警告音が鳴るとか、ハード面で「何か、おかしいな…」ということは僕もわかるようになりました。プレスの成形モーションについては、これからも勉強していかないといけないなと思っています。
池野 誠
上辻くんとNFD-1000に携わるようになって、もうすぐ1年。お客様の試験も一部、任せられるようになったし、もうすぐ独り立ちしていけるよ。

02プレス技術の大切さって?

上辻 翔詩
プレス操作の経験が全くなかった僕も、丁寧にレクチャーしていただいて、段々とプレス機の動きも「この型構造なら、こういう動き方をするんだな」と、イメージが浮かぶようになってきました。「頭の中で成形モーションをイメージする」と教わったおかげです。
池野 誠
プレス操作は安全第一だからね。NFD-1000は成形モーションの設定次第で色んな動きができる。だからこそ異変を察知した時に、すぐに止められることが大事。そのためには、型構造を理解したうえで、成形モーションを頭の中でイメージしておくこと。イメージと異なる動きをすれば、異変に気付くことができる。
上辻 翔詩
プレスの基本的な動きがわかるようになったことで、問題になりそうな箇所を予測しながら図面を描けるようになりましたね。お客様の要求仕様に対しても、自分なりの提案を少しずつできるようになっています。
池野 誠
上辻くんがいま言ったことも、NFD-1000の狙いなんだ。これまでは、図面を描くのは設計担当者の仕事で、プレス操作は製造部門のオペレーターと、役割分担していたよね。でもNFD-1000の導入をきっかけに、設計担当者がプレス操作をしていこうという方向性になった。プレスの動きを知っていると、より良い図面が描けるようになるからなんだ。
上辻 翔詩
プレスの動きを把握することで、より良い図面が描けるようになるというのは、NFD-1000に関わるようになって、自分自身でも実感しています。
池野 誠
プレスの動きを熟知していない設計担当者が、お客様の要望を聞いてオペレーターに伝えても、質の低い伝言ゲームになりかねない。お客様の満足度を高める、質の高いものづくりを行っていくためには、設計担当者もプレス機の知識を身につけた方が良いんだ。上辻くんも、自信を持って良いよ。

03お互いに感じた印象的なところは?

池野 誠
上辻くんの第一印象は、作業が早いな、と。作業中も次に何をするか、いつも先読みして考えているから、試験の段取りがとてもスムーズ。どんどん成長していると思う。もう一つ、人の懐に入り込むのも上手いと思う。お客様と試験している時も、わずか30分で、もの凄く仲良くなっているからね。
上辻 翔詩
すいません、先に謝っておきます。僕がお客様との会話で盛り上がっている間、ずっと作業を池野さんに任せっきりでしたから…。
池野 誠
大丈夫だよ、そんなことは。コミュニケーション能力は、チームで仕事をしたり、お客様と良い関係性を築いたりするうえで、とても大切なことだからね。
上辻 翔詩
楽しい話の中で、当然ですが質問が次から次へと飛んでくるんです。僕なりに気をつけているのは、必ず「まだまだ未熟なので…」と言って説明すること。実際の所、まだまだ未熟なので、いい加減なことは決して言わない、ということを心がけています。
池野 誠
予防線を張っているのか(笑)。でも、それって良い心がけだと思うよ。いい加減なことを言うぐらいなら、わからないことはわからないと言った方が良いからね。そのまま放ったらかしにするのはダメだけど、後からでも良いから正確な情報を伝えること。そういった姿勢を、お客様はちゃんと見ていてくれているからね。
上辻 翔詩
池野さんとは、社内の技術勉強会でご一緒したのが最初ですが、「何て、頭の良い先輩なんだ」と。論理的で内容も的確、質疑に対する回答のレスポンスも早くて鋭いので、凄い先輩だなと思いました。僕がプレス操作に慣れてこられたのも、池野さんに教わったからですよ。最初に、A3用紙2枚分の手書き資料をわざわざ作ってくださったじゃないですか。いまもスキャンして、大事に保管させてもらっています。

04これからの目標って?

上辻 翔詩
池野さんと一緒に、東京の展示会に説明員として行かせていただいたり、他の先輩方と中国の展示会に行かせていただいたりする中で、世界のものづくりを目の当たりにしてきました。他社の技術者の方との対話を通して自信がつきましたし、成長も実感しています。
池野 誠
NFD-1000に対して多くのお客様に興味を持っていただけたし、これからが楽しみ。ただ、導入してから日が浅く、まだNFD-1000のポテンシャルをすべて引き出せていないのが現状。試験で得た知見やデータを積み上げていって、NFD-1000を使いこなしていきたいね。
上辻 翔詩
池野さんと一緒に専門性の高い仕事に携わるようになって、一番変わったのは「学びの意識」です。学んだことが明日の力となることが楽しいですし、もっといろんなことを学びたいと思うようになりました。
池野 誠
それは同じだな。僕の目標は「考える力が円熟した技術者になる」ことなんだ。大学の恩師の受け売りだけど、「考える力」は、技術者として成長するために必要なスキルであると思う。問題解決も、新しい何かを創り出すのも、「考える力」が求められる。入社後もその方向性は間違ってないと実感しているし、さらに納期やコスト意識が高まって、ものづくりには「みんなで動く」ことが必要不可欠だと気づいた。
上辻 翔詩
池野さんからよく「自分で考えて行動しなさい」と言われていたので、僕もそうしていたのですが、本当の意味がわかりました。プレス機の動きを考慮しながら図面を描くことで、最適な金型設計のベースとなる力を高めていきたいと思っています。
池野 誠
自分の考えを反映しやすい会社だし、それがモチベーションにもつながってる。確かな技術力を持つ先輩も多いので、成長できる環境もあるしね。
上辻 翔詩
これからも頼りにさせていただくので、よろしくお願いします。
池野 誠
こちらこそ。これからもよろしく。

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