「ブレない」品質保証が
信頼を守り、高めていく。

大上 由佳Yuka Oue

アッセンブリ事業部 品質保証課 2013年入社

INTERVIEW 01

不適合を見逃さず、再発を予防する
仕組みとデータを現場と「一緒につくる」。

技術と品質のニチダイ、その信頼を守る合否判定の「関所」――。それが品質保証のミッションです。自動車向けターボチャージャー部品を組立てるアッセンブリ事業で、製品、サプライヤー様から受け入れる部品の検査から、工程間の中間検査まで、不適合品を見逃さないこと。そして、もし不適合と判定したら原因を調査し、再発を未然に防ぐこと。私は、そのデータ集計や情報管理、規定や通知文書の作成・管理、内部監査の運営を任されています。私がまとめるデータや資料が評価のものさしとなって、次なるアクションをどうするかが決まるので重責ですが、とてもやりがいがあります。何を重点的にすべきか、より正確でわかりやすく、役立つ判断基準にする工夫を心がけています。各工程の流れをつかみ、前月の不適合品や過去の不良事例も把握して、自分なりに予測しながら、現場のみなさんと一緒につくり上げていけるようになりました。品質保証がブレるとアッセンブリ事業やニチダイ全体の信頼が揺らいでしまいます。何があってもブレない。几帳面な私らしさを発揮できるという点でやりがいを実感しています。

INTERVIEW 02

難しいIATF規格も、楽しく学ぶ
「みんなで答え合わせ」する勉強会。

信頼の証しとして、ニチダイはIATF16949(自動車産業の国際品質マネジメントシステム規格)の認証を取得しています。強みはさらに強く、不適合品の要因となる課題はどこで、どうすれば改善できるか。内部監査の計画を立案するのも、私の役割です。昨年から内部監査員の育成担当として、社内勉強会の講師も任されています。ただ、講師としての経験もなく、初回は難しい専門用語も説明不足となってしまい、初心者の方はポカンとされていて「伝わっていないな・・・」という印象を持ちました。落ち込みましたが、そこで思い出したのが「一緒につくる」こと。受講者の要望を聞いて講義に取り入れ、最後の理解度テストもその場で、みんなで答え合わせする発表型に変えました。みんなで一緒に答えを言い合えば、正解すれば拍手が起こり、間違えても「私も一緒!」と笑い声が飛び交う。そんな勉強会にして、受講者に「楽しく学べて、しっかり覚えたよ!」と喜んでもらえました。みなさんに喜んでもらえたこと、そして私なりの挑戦を上司が「やってみたら、いいよ」と後押ししてくれたことが、嬉しかったですね。最近では他の事業部の方向けにも、この勉強会を実施しました。さらに多くの人と一緒に、ニチダイの信頼をつくり、高めていくつもりです。

SCHEDULE一日の流れ

(出社)9:00
朝礼、メールチェック

重要度・緊急度を判断して1日の予定を組み立てます。

9:30~12:00
検査日報のチェック、不適合品の管理

良品と不適合品の数を毎日、現場と照合し、その内容や改善措置・完了状況も確認します。現場のみなさんとはすっかり顔なじみです。

(昼食)12:45~13:00
社内・サプライヤー様の4M(人・材料・機械・方法)の変更情報の記録

品質は変更点に影響されやすい為、4Mの変更情報を正確に管理しています。

13:00~15:00
データ作成、情報活用に向けた電子帳票化

品質保証データの集約・分析や書類作成、データ検索の効率化など、情報活用がしやすいペーパーレス化(電子帳票化)も推進しています。

15:00~15:15
5S活動(清掃チェック)
(休憩)15:30~17:45
内部監査の計画立案、実施結果のまとめ、勉強会資料の作成

REASONニチダイを選んだ理由

外大出身で英語を活かす仕事も考えましたが、それ以上にものづくりに興味があって、専門知識がなくても事務職なら、とメーカーを志望しました。面接では緊張しない雰囲気をつくってくださり、私がどんな人かをしっかり見て、私らしさを引き出してくれたのがニチダイでした。社内報に載る社員のコメントもユニークなものばかりで、家族と読んで大笑いし「自然体で、いい会社だね」と。私もそんな風に仕事ができる、と確信しました。「独自の技術力があり、新しいことにも挑戦していける会社だ」と思えたことも、決め手でした。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

品質管理を進化させ、目指すは究極の「不良ゼロ」

確かな技術力をより良く活かす仕組みづくりと、それを守る人づくりですね。高品質の固有技術と、そのものづくりを可能にする管理技術。両方が揃うことが大事ですし、ニチダイのトータルエンジニアリングの強みや魅力を存分に発揮できる品質保証体制を構築していけたら、と考えています。サプライヤー様と一緒に、品質を高める為の取組を行っていければと思っています。検査の自動化など品質保証のトレンドが変われば、管理体制も進化を遂げていく必要がありますが、確かな技術基盤があるニチダイなら大丈夫。いま、私のモットーは「自分独りではいいものをつくれない」。いつの日か、究極の目標である「不良ゼロ」をみんなの力で実現したいですね。

RECRUIT株式会社ニチダイ
新卒採用エントリーはこちら