積層と焼結の最前線で、
技術の進化に尽力したい。

三縁 和忠義Kazutadayoshi Miyori

ニチダイフィルタ株式会社 製造課 2014年入社

INTERVIEW 01

コアとなる金網の積層と焼結。
ものづくりの最前線でやりがいを実感。

ニチダイフィルタのコア技術であるステンレス金網の積層と焼結を担っているのが私の所属する部署です。ロール状に巻かれた金網をお客様の求める大きさに裁断し、重ね合わせて四隅を溶接し仮止めします。複数枚重ねた金網は、高温の真空炉で焼結され、金網が触れ合った接点が拡散接合により一体構造化することで、さまざまな特色を持ったフィルターになります。

初めの頃は金網を切るハサミも上手く扱えず、真っ直ぐに切ることができませんでした。コツを掴んで金網を綺麗に切れるようになると、裁断作業が楽しくなっていきましたね。金網の積層の正確性には細心の注意を払っています。金網の材質、網目の大きさ、枚数、重ねる順番などの組み合わせはお客様のご要望ごとに一つひとつ異なります。焼結した後の工程で、筒状や円盤、円錐などフィルターの形状が変わって仕上がっていくので、第一工程となる積層の段階で間違えないようにすることが大前提です。すべての工程を経て製品として完成した形を見ると、達成感がありますね。ものづくりのやりがいを日々最前線で感じています。

INTERVIEW 02

高い技術力と温かい人間力。
「ニチダイフィルタらしさ」を大切に。

フィルター業界でも一目置かれる独自の焼結技術を用いて、さまざまな材質や大きさのフィルターを幅広い業界のお客様に提案することができるのが、ニチダイフィルタのすごさだと思います。中には金網を160枚重ねて焼結した案件もありました。お客様のご要望に一品一様、製販技一体となって応える姿勢も強みです。

製造部は寡黙な職人気質の人が集まっているのかと言われると決してそんなことはなく、コミュニケーションが盛んでとてもアットホームな職場です。上司や先輩には、失敗してしまった時に相談して助けていただいたり、不測の事態が起きた時も納期に遅れないように対応していただいたりと、日々助けていただいています。プライベートでも仲が良く、仕事の相談をさせていただくこともあれば、仕事の話を一切せずに遊んだりすることもあります。私にも後輩がいるので、そうやって先輩にしていただいたことは、後輩に返していくことを心がけています。技術力だけでなく人間力の部分でも、「ニチダイフィルタらしさ」を受け継いでいきたいですね。

SCHEDULE一日の流れ

(出社)9:00
朝礼、メールチェック
9:30~12:15
製造課ミーティング、金網裁断作業、清掃

スケジュールを確認して本日中に切らなければならない金網を裁断していきます。

(昼食)13:00〜15:15
金網裁断、金網積層作業

裁断が終わり次第、積層作業に移ります。

15:30〜17:45
金網積層作業、後片付け

休憩を挟んで、作業再開。金網一枚一枚四隅を溶接して重ねて、焼結炉に入れる準備をします。

REASONニチダイフィルタを選んだ理由

車が好きで、高校では自動車科に在籍していました。ただ、就職するなら車に特化せずに、機械やものづくり全般に視野を広げたいと考えていました。そんな時にニチダイフィルタの会社紹介を見て、国産ロケットの部品を作っていることに驚き、事業内容や製品の多様さにとても魅力を感じました。ここならワクワクするようなものづくりができると思い、ニチダイフィルタへの入社を決めました。
入社後は私と同じ高校の自動車科出身の先輩がいらっしゃって驚くと同時に改めてご縁を感じました。その方に大変お世話になったこともあり、会社の印象や居心地も入社当時から良かったですね。

NEXT STAGE チャレンジしたいこと、ユメ

焼結技術の確立とさらなる進化に尽力したい

ニチダイフィルタが掲げている3N(New)の「新用途・新市場・新製品」を推進するために、焼結技術の確立とさらなる進化に尽力したいと思っています。挑戦していない材質もまだまだありますし、焼結方法自体も果たして現在の技術が最善なのかどうか、新しい焼結方法を考えていくことも必要です。日本でも有数と言えるコア技術の現場に身を置く以上、使命感を持って焼結技術を極めていきたいです。また、後輩を育成していくことも目標の一つ。立派に育った後輩と一緒に新しい焼結技術を見つけることが理想ですね。

RECRUIT株式会社ニチダイ
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