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飛躍へ、礎を築く

2019.12.02 更新

はじめに

逆風のなか、計画以上の売上高と利益を達成

2020年3月期の上半期(2019年4月1日~2019年9月30日、以下上半期)における、当社の主要顧客業界である自動車産業では、国内市場は好調だったものの、中国、インドを中心としたアジア地域の販売が減少するなど、全体的に低調に推移しました。潮目が変わり厳しい環境下にありましたが、計画以上の売上高、利益を達成することができました。

下半期も引き続き厳しい状況になることが予想されますが、主要顧客の需要に対して確実に対応するとともに、変革期を迎えている自動車産業に向けた施策も進めてまいります。

上半期の業績

上半期は、停滞する世界自動車市場の影響などにより、連結売上高は79億2千5百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益5億5百万円(同22.4%減)、経常利益5億2千6百万円(同21.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億4千9百万円(同20.7%減)と減収減益となりました。

そうした逆風のなかでも、主要顧客に向けた金型の売上高は好調に推移し、ネットシェイプ事業は増収を達成いたしました。また、フィルタ事業は減収にはなったものの、製品構成の変化による効果で、経常利益ベースで増益となり、全体では当初計画以上の売上高と利益を出すことができました。

写真:代表取締役社長執行役員 古屋 元伸

通期の見込み

下半期も、引き続き厳しい経営環境になることが予想されますが、主要顧客へ着実に対応し、当初計画である連結売上高155億円(前年同期比11.0%減)、営業利益10億円(同27.9%減)、経常利益10億円(同29.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6億6千万円(同31.8%減)を目指してまいります。

第2四半期累計の業績(百万円)

表:第2四半期累計の業績

※百万円未満は切り捨て

通期計画(百万円)

表:通期計画

※百万円未満は切り捨て

中期経営戦略を着実に実行

ニチダイスピリッツを、今こそ

自動車のEVシフト、現実に近づく完全自動運転車、さらに所有から共有へと移行しつつある消費者意識の変化など、自動車業界には、100年に一度と言われている大変革期が訪れています。やがて到来する新たな自動車の未来に向けて、私たちに今何ができるか、変化を感じた時こそ、次の波に乗る準備をしなければなりません。自動車産業が迎えている変革期と対峙するためには、ぶれない軸が必要です。

ニチダイグループには、軸になるものとして、創業時から受け継がれ発展させてきた経営理念「3Sの最大限の実現と永続的向上」があります。厳しい環境下でこそ、受け継がれてきた経営理念は真価を発揮するものと確信しております。

根源的な変化は既存ビジネスにとってリスクでもありますが、中期経営戦略を着実に実行することで、次の時代で飛躍する礎を築きたいと考えております。既存ビジネスを強化する一方で、新しい市場から注目を集める技術や、研究開発が実を結び、新たな技術の芽も生まれつつあります。

私たちは「挑戦」を是とするニチダイスピリッツを存分に発揮し、卓越したエンジニアリング技術で自動車業界に訪れている大変革期を乗り越え、これからも社会に貢献してまいります。

株主の皆さまには、ニチダイグループの今後の発展にご期待いただきますようお願い申し上げます。

経営理念

3Sの最大限の実現と永続的向上

ニチダイは、顧客満足度(CS)・株主満足度(IS)・社員満足度(ES)を最大限に実現し、永続的に向上させていくことで、新たな価値を創造し、社会に貢献できる企業を目指します。

事業別概況

グラフ:事業別概況

ネットシェイプ事業

グラフ:売上高、経常利益・利益率

※百万円未満は切り捨て

上半期の概況

金型部門は好調に推移した一方、精密鍛造品部門の売上高は減少しました。その結果、売上高は40億5千9百万円(前年同期比1.9%増)となりました。経常利益は、精密鍛造品部門の低迷が影響したことなどから、3億2百万円(同22.3%減)となりました。

通期の見通し

下半期については金型部門、精密鍛造品部門ともに、世界自動車市場停滞の影響が生じる見込みです。通期売上高は78億4千万円(同5.9%減)を予想しております。

アッセンブリ事業

グラフ:売上高、経常利益・利益率

※百万円未満は切り捨て

上半期の概況

WGターボチャージャー部品が減少するとともに、VGターボチャージャー部品も前年下半期の勢いがない状況で推移しました。その結果、売上高27億5千9百万円(前年同期比11.8%減)と減収、経常利益は8千4百万円(同49.3%減)となりました。

通期の見通し

下半期のアッセンブリ事業に関しても、ネットシェイプ事業同様、世界自動車市場停滞の影響が生じる見込みです。その結果、通期で54億4千万円(同15.9%減)を予想しております。

フィルタ事業

グラフ:売上高、経常利益・利益率

※百万円未満は切り捨て

上半期の概況

前年のような特需案件がなかったため減収となりましたが、海外向け製品の売上高は増加しました。その結果、売上高は11億6百万円(前年同期比14.1%減)となりました。経常利益に関しては、製品構成変化の影響などにより、1億3千9百万円(同25.2%増)となりました。

通期の見通し

下半期についても、上半期と同様の水準で推移することを見込んでいます。その結果、通期売上高22億2千万円(同15.0%減)を予想しております。

[見通しに関する注意事項]
当報告書の記載内容のうち、歴史的事実ではないものは将来に関する見通しおよび計画に基づいた将来予測です。
これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは記載の見通しとは異なる場合がございます。

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