生産・品質体制

業界屈指の金型生産体制と品質管理

当社では業界屈指の金型生産設備を用い、お客様に満足頂ける多種多様な金型を毎月数千個製作しています。これを支えるのは、長年積み上げてきたミクロンオーダーの精密加工技術とともに、品物に合わせた最適な工程を組み合わせる生産管理体制、「自工程完結」を使命とした生産現場の日々の取り組み、そして万全の品質管理体制です。

ニチダイ金型生産の特長

  • 営業がくみ取ったお客様のニーズを基に、自社にて設計し、要求に合わせた高精度・高品質な加工を行います。
    また、全品検査による品質保証体制を構築しています。
  • 金型製作に必要な設備を自社保有し、一貫製造体制を構築することで品質の確保、リードタイムの改善、コスト削減を実現しています。
  • 日々変動するお客様からの注文に対応した最適な生産計画を策定しています。また、個々の金型をバーコード管理することで製作状況を一元管理し、納期への意識を高めています。

製造工程紹介

熱処理

1988年より、業界に先駆けてFMS(Flexible Manufacturing System)による自動化を実現し、品質体制を構築。

熱処理

組立て

冷間鍛造金型の寿命向上の生命線である焼きバメを自社にて対応。

組立て

放電加工

20台を超える放電加工機を保有し、超硬合金などの硬い金属材料の精密加工を実現。
放電加工に使用される電極(銅、銅タングステン、グラファイト)を自社で製作し高精度な加工を実現。
また、形状に合わせてワイヤー放電も使用し、様々な用途に対応。

放電加工

マシニング

高硬度材(HRC70相当)の直彫りによる高精度加工を実現。
5軸機も保有し、複雑形状にも対応可。

マシニング

精密研削

ギヤなどの特殊形状を超高精度(JISO級)に加工。

精密研削

ラップ(磨き)

自社開発ツール(通称ろくろ)を活用し、熟練工による鏡面加工により、表面粗さRz0.4以下を実現しています。

ラップ(磨き)

表面処理

PVDコーティング設備を自社保有し、お客様の要望に合わせて対応。

表面処理

検査

一品一様の製品が完成されていく中で、「全品・全箇所検査」を実施。ZEISS社製の3次元測定器(計7台)を駆使して人の目では判別が困難なものにも対応。

検査

品質保証

TQM(総合的品質経営)に取り組む当社は、金型の設計から各生産工程・検査までのあらゆる工程で厳しい検査・評価を実施しています。さらに、そこで収集したデータは、成形品との関連を評価した上で、各工程にフィードバックし、お客様満足度の向上を図っています。

NICHIDAI QC System

図:NICHIDAI QC System

海外の工場での取り組み

2013年よりNICHIDAI (THAILAND) LTD.でも金型生産を開始し、現地のタイをはじめアジア地域のお客様のニーズにより適したものづくりを行っています。タイでの生産では日本の活動よりも標準化をさらに進め、金型づくりの神髄を現地に浸透させています。

ニチダイタイランドでの生産体制 

日本品質のモノづくりをタイでも実現すべく、タイ人スタッフをローテーションで日本の工場に受入れ、研修を実施しています。特に金型づくりの重要な要素であるラップ加工に関しては、現地スタッフの養成に力を入れており、お客様からもご好評いただいています。

タイ工場での生産の様子

タイ工場での生産の様子

宇治田原工場

宇治田原工場での研修の様子

PAGE TOP